ルノーが、2016年から再びフルワークス体制で参戦するための「鍵」を手にしたと報じられている。
ルノーでは、かつて自らのワークスチームであったエンストンに本部を構える現ロータスを買収し、2016年からルノーチームとして参戦を予定している。そのロータスは財政難に苦しみ、多数のサプライヤーへの支払いを怠るとともに、税金さえ納められていなかった。
ルノーの弁護士が21日(月)にロンドンの破産法担当裁判官に対し、ルノーがロータスの買収手続きを完了したと報告したと伝えられている。
これにより、ロータスの債務はルノーがすべて引き継ぐことになるため、裁判所もロータスに対する破産宣告を回避することになると考えられている。新オーナーとなったルノーは、ロータスのすべての債権者に対し、今年末日までに債務を完済することになるようだ。
『BBC』は、ルノーの弁護士が裁判官に対して次のように伝えたと報じている。
「我々(ルノー)は、いわば鍵を手にしたと言える」