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ピレリ、2016年のF1序盤3レースのドライタイヤを発表

2015年12月18日(金)18:09 pm

F1タイヤサプライヤーであるピレリは17日(木)、2016年のF1シーズン序盤3レースに供給するドライタイヤの組み合わせを発表した。

すでに開幕戦となるF1オーストラリアGPではミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類を供給すると発表していたピレリだが、開幕から3レースはいずれもこれと同じ組み合わせが採用されることが明らかになった。

2016年からはF1のタイヤルールが変更となる。これまでは4種類のコンパウンドの中から1レースにつき2種類が指定され、雨用タイヤを使わない限り、各ドライバーはレースで必ず両方のタイヤを使用することが義務付けられていた。

2016年からは、ウルトラソフトタイヤが加えられ、全部で5種類となったコンパウンドの中からピレリが各レースに3種類を選択して供給することになる。そして、ピレリはその3種類のコンパウンドのうち2種類を指定し、それをレース中に必ず一度は使うことが求められることになる。

ドライバー1人あたり全部で13セットのタイヤが支給されるが、このうち最も軟らかいコンパウンドのタイヤ1セットは予選Q3で使用するためにとっておくことが必要となり、予選Q3に進出したドライバーは、予選後にそのタイヤをピレリに返却することが義務付けられる。予選Q3に進めなかったドライバーは、そのタイヤを翌日の決勝で使用することができる。

つまり、2016年の開幕戦から第3戦までは、決勝レースではミディアムタイヤとソフトタイヤを必ず使用することが求められ、スーパーソフトが実質的な予選用タイヤとして用いられることになる。だが、決勝でもソフトとミディアムの使用義務さえ果たせば、もう一度ピットインを行ってスーパーソフトを使うことも可能となることから、タイヤ戦略がレースに影響を及ぼす幅が増えることが予想されている。

<2016年F1開幕3戦までのドライタイヤ>
開幕戦オーストラリアGP(3月20日決勝)/スーパーソフト(赤)・ソフト(黄)・ミディアム(白)
第2戦バーレーンGP(4月3日決勝)/スーパーソフト(赤)・ソフト(黄)・ミディアム(白)
第3戦中国GP(4月17日決勝)/スーパーソフト(赤)・ソフト(黄)・ミディアム(白)

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