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「ほとんどのレースに全力で取り組んだ」とメルセデスAMGのボス

2015年12月18日(金)16:48 pm

メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)が、2015年シーズンにはまだ本当の実力を隠してレースを行っていたのではないかとの見方があることに対して、そんなことはなかったと主張した。

最近、レッドブルのダニエル・リカルドは2016年もメルセデスAMGに追いつくのは難しいだろうと次のように語っていた。

「フェラーリが少し追いついてきた。だけど、普通に考えれば、彼ら(メルセデスAMG)が実力を見せようと思えば、そうできるはずだ」

だが、ヴォルフは17日(木)に『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「全力を発揮する必要がないと考えられたときは、何レースかクルマをいたわることにしたときもあった」

「だが、いつもそうだったわけではなく、それは例外的なものだった。ほとんどのレースでは勝つために全力を尽くす必要があったよ。そしてシンガポール(第13戦)では明らかにそれでも不十分だった」

そのヴォルフは、2016年シーズンに向かうにあたり、フェラーリが自分たちをおびやかす存在になるだろうと見ている。

「我々の基本哲学は常に懐疑的であるべきだというものだ。すべてのエリアにおいて我々は非常に野心的な開発目標を掲げているし、それを達成したいと思っている」

そう語ったヴォルフは、自らの気を引き締めるように、次のように付け加えた。

「だが、もしライバルたちが我々よりもいい仕事をすれば、別の部分でのリードを守り切れるという保証はない」

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