NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリ「年間21戦を行うにはさらに金がかかる」

2015年12月17日(木)18:10 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の下部組織である世界モータースポーツ評議会で、これまで年間20戦までと定められていたF1レース数を最大21レースまで増やすことが決議されていた。

2015年は当初年間20戦が予定されていたが、F1ドイツGPがキャンセルされたために、実質的には2014年と同じ19戦で争われた。だが、2016年にはドイツGPがカレンダーに復帰するとともに、新たにアゼルバイジャンGPが開催されることにより、過去に例のない21レースが開催されることになる。

だが、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフは、スタッフやその家族の負担などを考えると、年間21レースというのは「実現不可能」だと主張している。

一方、フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネも、資金的な観点からも21戦の開催は難しい問題をはらむことになるとフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に次のように語った。

「バーニー(F1最高責任者のバーニー・エクレストン)はすべてのチームを訪れて、彼が決めたスケジュールである21レースに出走できるようにすると保証すべきだよ」

「グランプリの開催上限数が増加したのだから、バーニーも彼が今後やるべきことは分かっているはずだ。彼は、チームが増加したレースすべてに出走できるようにもっと金を出すことが必要だ」

フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネも、次のように付け加えた。

「FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/エクレストン率いるF1商業権管理会社)からの支援が必要なのは確かだよ。なぜなら、カレンダーは本当にまともじゃないからね」

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