ウィリアムズが、イギリスの名門自動車会社であるジャガーのフォーミュラEチーム運営を全面的にサポートすることが明らかとなった。
ウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングは15日(火)、ジャガー・ランドローバーと技術パートナー契約を結び、2016年10月からスタートする予定のフォーミュラE第3シーズンからエントリーを開始するジャガー・フォーミュラEチームの運営に携わることを発表。同社のマネジングディレクターを務めるクレイグ・ウィルソンは、声明の中で次のように語っている。
「我々は、ジャガーがそのレースの歴史において新たに注目を集める活動を開始するにあたり、その技術パートナーとしてウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングを選択したことをうれしく思っている」
現在はインドの大手自動車会社タタの傘下にあるジャガー・ランドローバーは、今後モータースポーツへも力を入れて行く計画をしていると言われており、財政的に苦境に立たされているシルバーストン・サーキットの買収もうわさされている。2016年からはFIA(国際自動車連盟)が統括するフル電動フォーミュラカーによる世界選手権に参戦し、新たな分野へのチャレンジを行うことになる。
一方のウィリアムズは、すでにフォーミュラEに対し、極めて重要なコンポーネントであるバッテリーシステムを供給している。