フェラーリが、メルセデスAMGから機密漏えい容疑で告訴されたエンジニアと契約した事実はないと主張した。
『Bloomberg(ブルームバーグ)』は8日(火)、メルセデスAMGがエンジン担当エンジニアのベンジャミン・ホイルを告訴したことを伝えた。同紙によれば、ホイルは2016年にフェラーリへ移籍することになっており、その手土産としてメルセデスAMGの機密情報を不法にコピーしたとされている。
だが、イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』は、フェラーリの内部関係者が、ホイルとの契約は「非常に非公式なものに過ぎず、ほかのチームも同じようなことをやっているはずだ」とコメントしたと報道。
そして、フェラーリの広報担当者も正式に、ホイルとの間に契約を交わした事実はなく、近いうちに彼がフェラーリへ加入することはないとのコメントを行った。
一方、メルセデスAMGはホイルに対して法的手続きを取ったことは認めたものの、『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』に対し、「この件に関してはこれ以上のコメントを行うつもりはない」と語った。