2016年にワークスチームとしてF1に復帰するルノーのCEOカルロス・ゴーンが、ドライバーラインアップの見直しを示唆している。
ルノーは、今週ようやくロータスの買収を正式に発表した。ゴーンは、「何か月もの熟考と議論、そしてパートナーやF1権利者との交渉が必要だった」とフランスの『Le Figaro(フィガロ)』紙に語っている。
その間にロータスはチーム運営に支障をきたすほどの資金難に陥っていた。また、2016年に向けて、スポンサー資金を持ち込めるドライバーであるパストール・マルドナードとジョリオン・パーマーとの契約を結んでいる。
フランス人ドライバーを採用する可能性について『Le Figaro(フィガロ)』に聞かれたゴーンは、次のように答えた。
「数週間待つことになる」
「というのも、2016年1月に会議があり、そこで組織や目標、戦略について説明するからだ。また、ドライバーやパートナーについても協議する」
■競争力を発揮するまでに3年
ゴーンは、ルノーが成功を収めるまでには時間が必要であることを認めている。
「エンストン(ロータス本拠地)とヴィリー(ルノースポール本拠地)のスタッフに高いモチベーションがあることを考えれば、3年で競争力を発揮できるようになるだろう」
「ほかのチームへのエンジン供給も継続するが、それはわれわれのチームの利益になるかどうかによる」とゴーンは話している。
来季、ルノーはレッドブルにエンジンを供給するが、タグホイヤーというブランド名で搭載される。