2年連続でチャンピオンとなったルイス・ハミルトンが、ドライバー3人に対する中傷とも取られかねない発言をしている。
ハミルトンはドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』のインタビューで、ライバルのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)について、次のように話した。
「彼には大きな敬意を抱いているよ。ただ、彼が本当はどの程度優秀なのか、評価するのは難しいね」
「彼は一度もフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のようなドライバーとチームメートになったことがない。例えばマーク・ウェバーのように、彼より下のレベルだったドライバーや、キミ・ライコネンのように、もうピークを過ぎたドライバーと一緒なんだから」
このインタビューの前に、元チームメートのジェンソン・バトン(マクラーレン)は、ハミルトンについて「ごう慢になった」と苦言を呈していた。
自信を持ちすぎているのではないかと聞かれると、ハミルトンはこう答えている。
「自信とは違うと思う。自分自身を徹底的に信じ抜いているんだ」
「それが成功の鍵さ」
ハミルトンは、マクラーレンでアロンソとチームメートだったF1での1年目を振り返ってこう続けている。
「2007年にデビューする以前から、フェルナンドを倒すのが難しいことは分かっていた。と同時に、自分ならやればできることも分かっていた」
「今も覚えているんだ。開幕戦前にロン・デニスが、たとえアロンソに完敗してもあまり落胆することはないと言ったんだよ。でも、そんなことにはならないと僕には分かっていた」