10月に行われた今年のF1第16戦アメリカGPの開催費がまだ支払われていないことが明らかになった。
アメリカGPは2012年からテキサス州オースティンで開催され、ファンやF1関係者からも人気が高い。だが、州政府の補助金が大幅に減額されることが最近になって報じられていた。
今回F1ビジネスジャーナリストのクリスチャン・シルトが地元紙の『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステーツマン)』に寄稿した記事によると、推定3300万ドル(約40億円)の開催費がまだ支払われていないという。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンもこの報道を認めている。
「今年遅くに支払っていいと言ったんだよ」
「彼らは州から補助金を得るが、州からの支払いは遅い。だから遅れているんだ」
補助金の減額を受けて、アメリカGPは「おしまいだ」と話していたアメリカGP主催者のボビー・エプスタインは、悲観的だ。
「レース後に支払うことに問題はない。だが、開催費を払えるだけの金額を(州から)もらえなければ、その支払いも不可能だ」
一方エクレストンは、アメリカGPの今後に自信を持っているようだ。
「最初に取引をした人間はすでにいない。知事ももういない。今いるのは別の人間だが、支払いは合意した通りにしてもらう」
「財源を再び軌道に乗せられると私は考えているよ」