ウィリアムズでは、F1ブラジルGP決勝(第18戦)でフェリペ・マッサが失格処分と裁定されたことに対して不服申し立てを行うようだ。
8位でチェッカーを受けたマッサだったが、スタート前にグリッドで計測されていた右リアタイヤの温度が137℃を示していたという。これはタイヤサプライヤーであるピレリが示した基準値を27℃も超える数値だった。ブラジルGPのF1競技委員たちはこの事実をもとに、マッサのレース結果を公式記録から除外(失格)することを決定。
だが、ウィリアムズのパフォーマンスエンジニアリング責任者を務めるロブ・スメドレイは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、この裁定には納得がいかないと次のように語った。
「我々は2つの異なるセンサーを用意しているが、我々がグリッド上で計測した際は104℃だった。もうひとつのほうはテレメトリーで105.7℃を示していたよ」
「これらのセンサーは独立したもので、どちらも我々が十分にルール内にとどまっていたことを示していたよ」
そう述べたスメドレイは、次のように付け加えた。
「残念ながら、彼らは自分たちで行った計測結果だけを採用し、我々のものは考慮に入れなかった」