メルセデスAMG「すばらしい1-2フィニッシュ」／F1ブラジルGP決勝
2015年F1第18戦ブラジルGP決勝を終え、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは、次のようにコメントした。
■ニコ・ロズベルグ「この1勝は実に嬉しい」
決勝／優勝
「ワオッ、またまたものすごい観客の前で勝っちゃった！この1勝は実に嬉しい。特に、歴史ある偉大なサーキットでの1勝は、ほんとうにしびれる。僕にとっては完ぺきな週末だった。いつどんなときもレースを制御できたし、ルイス（ハミルトン）に対して最終的に余裕あるマージンをもって勝ったからね。ルイスのタイヤがとても早くダメになるのを見て3ストップ作戦に切り替えたチームは、よく判断してくれた」
「今は最終戦アブダビが楽しみだ。最後の最後までプッシュして、シーズンをいい形で終わらせたいよ。今日はセバスチャン（ベッテル）の前でF1ドライバーズ選手権2位を確実なものにして最高の気分だ。でも、それを目的としてレースをやっているんじゃない。僕はあくまで一番になりたい。そのためには自分のレベルを上げる必要がある。今年はその高さが足りなかった」
「それと、別の意味でも今のこの瞬間を覚えていたい。パリでの出来ごとで、僕らは、F1を異なる角度から見なおさなければならない。まだまだ事件に関わった人たちの家族や友人たちのことを思って止まない」
■ルイス・ハミルトン「今日はニコがすばらしかった」
決勝／2位
「今日は気持よくレースができた。めちゃくちゃ飛ばしたせいで、完全に空っぽの気分だ。このサーキット（インテルラゴス）は大好きだが、追い越しがとても難しい。あらゆる方向からニコ（ロズベルグ）に迫ったけれど、とにかく抜けなかった。ここはDRSゾーンが短すぎる。レースをかき乱そうと思ったら、たまには異なる作戦を試すのもいい。でも僕らドライバーはチームが頼りだからね。彼らは数えきれないシミュレーションを行い、何がベストの作戦か心得ている。3ストップ作戦だとペースは遅くなるが、（2ストップでは）タイヤが保たない。だから（3ストップは）正しい判断だよ」
「けっきょく今日はニコがすばらしかったね。このところ予選の走りっぷりもみごとだ。シンガポールGP以降、マシンが少し変わったんだ。そのせいで彼に勢いがついたのかもしれない。最終戦で流れを元にもどすためには、懸命に働いて、なぜこの状態が続いているのか把握する必要があるね」
「ブラジル最高。ブラジルのファンは、すばらしすぎる。心に大きな愛が宿っている。見ごとにイベントを指揮したレース主催者にお礼を言いたい。また来年お会いしましょう！」
