ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、自宅のあるモナコで17日(火)深夜に交通事故を起こしていた。
ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、ハミルトンが事故を起こしたのは所有するパガーニ・ゾンタだと伝えている。事故は午前3時半頃発生し、けが人はいないという。「彼は警察にすぐ通報した」とメルセデスAMGの広報担当者は話している。
ハミルトンが所有するゾンタは、760馬力のメルセデスAMG製V12エンジンを搭載し、最高速は350km/hに達すると『Bild(ビルト)』は伝えている。
ハミルトンは事故後の捜査で、警察からアルコール検査も受けていた。「ハミルトン氏は、ブレーキとクラッチペダルにのせた足が滑り、駐車していた車3台に衝突した」とモナコ警察の報道官が『Telegraph(テレグラフ)』に話している。
■ファンにインスタグラムで報告
ハミルトンは、F1ブラジルGP(15日決勝)に通常より遅れて到着。12日(木)に予定されていた取材もキャンセルしたため、レースを欠場するのではないかとうわさになっていた。
ハミルトンは、モナコで事故を起こしたためであったことをインスタグラムでファンに報告している。
「熱があって具合が良くなかったけれど、月曜の夜にモナコで交通事故にあったからでもあるんだ」
「誰もケガがなかった。それが一番大事なことだ」
「チームやドクターと話し合って、家で休養を取って出発を1日遅らせるほうがいいという結論になった。でも、もう気分は良くなったし、これからブラジルへの飛行機に乗るところだ」
「でも、僕の車には当然ダメージがあった。停車していた車に軽く接触したからだ」
「こうしてみんなに伝えたのは、僕たちは誰もが自分の行動に責任を取らなければいけないと思ったから。間違いは誰にでも起きるけれど、大切なのは、そこから学び、成長することだ」
■「パーティーで大騒ぎした結果」とハミルトン
ハミルトンはブラジルで、パーティー続きで「消耗」していたと認めた。先週末は母親の60歳のバースデーパーティーがあり、それで「くたくただった」とも話している。
「この2か月で体重が少し増えたのは間違いないね」
事故についてハミルトンは次のように話している。
「パーティーで大騒ぎしたのと、ここ1週間半くらい休養を取れなかったせいだ。少し消耗している」
「体調は見た目ほど悪くないよ。この2日間はほとんどずっと寝ていた。僕は基本的にエネルギーがありあまっているほうなんだ。でも、メキシコGP後の1週間と、そのパーティーでは飲み過ぎて、影響は感じていた」