2016年に新生ロータスからF1に本格デビューするジョリオン・パーマーの父ジョナサンが、フランスに最新設備のサーキット建設を計画している。
フランスでは中部ヌヴェール県のマニクールでF1が開催されていたが、2008年以来、カレンダーから遠ざかっている。サーキットに面白みがなく、都市部から遠いロケーションも敬遠された。
英国人のジョナサン・パーマーは1980年代にウィリアムズやティレルで活躍した元F1ドライバーで、今はモータースポーツ・ビジョンという会社を経営。サーキット経営で成功した実業家だ。このほど、ベルギー国境に近い北部エーヌ県ラン・クーブロンにあった仏と米空軍基地の跡地を買い取ったものである。
仏『Auto Hebdo(オート・エブド)』誌によると、この元基地は首都パリから数十キロに位置している。
パーマーがサーキット建設を始めるのは、2017年になるという。
地元紙『Aisne Nouvelle(エーヌ・ヌーヴェル)』では、開業予定を2018年と伝えている。
医学博士でもあるパーマーは、次のように語る。「この立地からして、サーキットの将来は明るい」
『Auto Hebdo(オート・エブド)』も『Aisne Nouvelle(エーヌ・ヌーヴェル)』も、フランスGP開催の可能性については言及していない。