3度F1王座に就いたことで知られる伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、同僚のトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)と対立しているとの報道を否定した。
イギリスの『Times(タイムズ)』紙は、F1メキシコGP(第17戦)終了後に「関係者が、ラウダがチームを離脱することを考えており、今シーズン終了とともにそうなるかもしれないと語った」と報じていた。
だが、現在66歳のラウダは、『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』に対し、次のように語った。
「そういう話は何もないよ」
「私は2017年まで契約を結んでいるし、それは履行したいと思っている」
さらに、『Times(タイムズ)』が伝えたヴォルフとの対立に関し、ラウダは次のように続けた。
「誰がそういう話を世間に広めたのか分からないよ」
「メキシコでのレースの後、私はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に『今日はあまりうまく行かなかったね!』と言ったんだ。そうしたら彼がこう答えたよ。『おたくも何からなにまで混乱しているみたいだね!』とね」
そう述べたラウダは、次のように付け加えた。
「だが、真実は、トトと私は協調して仕事に取り組んでいるんだ。すべてがうまく行っている」