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ダニエル・リカルド、2016年にはNASCAR出走も視野に?

2015年11月03日(火)19:12 pm

レッドブルのダニエル・リカルドが、もしチームが来季エンジンを手に入れることができなかった場合、アメリカのNASCARへの転向も視野に入れているかもしれないと伝えられている。

レッドブルがもしエンジンの入手にめどがたった場合、現在のラインアップであるリカルドとダニール・クビアトで来季も戦うことになるのは間違いないようだ。

F1メキシコGPが開催された先週末のメキシコシティで、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは次のように語った。

「リカルドの契約はすでに結ばれているし、クビアトについても選択権はすべて我々のほうにある」

だが、ホーナーも、今現在において来季に搭載するエンジンが決まっていないという状況を考えれば、来年の2月に行われる予定のシーズン前テストに参加するのは難しくなるだろうと認めている。

来季のエンジン問題により、F1残留か撤退かという瀬戸際に立たされているレッドブルだが、そんな中、有名なNASCARドライバーであるデイル・アーンハートJr.が、リカルドと二輪選手権であるMotoGPに参戦しているニッキー・ヘイデンに対し、NASCARのエクスフィニティー(最高峰となるスプリントカップの下位に位置するカテゴリー)で、「ロードコースならどこでもいいから」自分のチームから出走してみないかと招待。

それに対し、リカルドはツイッターを通じて、「OK、すぐに2016年のカレンダーを見てみるよ!」と答えている。

26歳のリカルドは、『Auto Action(オート・アクション)』の記者であるダン・ナットソンに対して次のように語った。

「非公式にだけど、やってみたいな。どうなるか様子を見よう」

「チーム(レッドブル)と、今後の問題をはっきりさせることになるけれど、まず来年どうなるのかということを確かめないとね」

仮に、レッドブルがエンジン問題に決着をつけ、来季もF1参戦を継続することになったとしても、今季フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがF1とかけもちで有名なル・マン24時間に出走したように、来季リカルドがNASCARにスポット参戦するという可能性もありそうだ。

その場合には、ニューヨーク州にあるワトキンス・グレンでのレースということになりそうだ。8月に行われるそのレースは、F1がちょうど夏休みを迎えている時期に開催されることになる。

さらに、来季にはアメリカのハースF1へ移籍することが決まっているロマン・グロージャン(現ロータス)もNASCARに興味を示していると言われている。ハースF1のオーナーであるジーン・ハースはNASCARのスチュワート・ハース・レーシングの共同オーナーを務めていることでも知られている。

そのことを伝えられたリカルドは、次のように語った。

「それはすごくいいね。グレンでパーティーか。面白そうだ」

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