来季F1に参入するアメリカのハースF1は、フェラーリのサードドライバーであるエステバン・グティエレスがドライバーとしてチームに加わると30日(金)に発表した。
グティエレスは24歳のメキシコ人で、2013、2014年はザウバーに在籍していた。ハースF1は、すでにロマン・グロージャン(ロータス)の獲得も発表している。
チームオーナーのジーン・ハースは、次のように話している。
「彼は若く、ハングリーだが、経験不足ではない。2年間F1にフル参戦したことで、レースの経験を十分に積んだ。また、今シーズンはサードドライバーとしてフェラーリで過ごし、フェラーリをF1で強力な存在にしている方法論を肌で学んだ」
「彼とロマンは、強力なドライバーラインアップだ。今後のマシン開発や、さらにはデビューシーズンでのポイント獲得に寄与してくれるだろう」
グティエレスは、F1復帰の喜びを次のように語った。
「ジーン・ハースは僕を信じてくれ、僕も彼のF1での戦い方を信じている。フェラーリエンジンを積んだ競争力のあるクルマのシートが獲得できるのは、特別なことだ。僕を信じてくれたことに感謝している。僕たちなら、一緒に偉大なことを成し遂げられると信じている」
ドライバー発表は、F1メキシコGP(11月1日決勝)が行われているメキシコシティのソウマヤ美術館で行われ、グティエレスのスポンサーであるテルメックスのカルロス・スリム・ドミットも同席した。