ホンダF1プロジェクト総責任者の新井康久が、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われたF1第17戦メキシコGP2日目のセッションを終え、次のようにコメントした。
【結果】F1メキシコGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
■新井康久「予想以上のトラブルに見舞われた」
「昨日のフリー走行2回目の後では、クルマやサーキットからいい感触を得られていました。しかし、今日のフリー走行3回目と予選は、予想よりも多くのトラブルを抱えてしまいました。特に、ジェンソン(バトン)のICE(エンジン本体)にミスファイアが起こってしまい、そのためにフリー走行3回目は走ることができませんでした」
「この問題はセンサーの信号エラーではないかと推測しました。このため、昨日と同じようにクルマの電気系システムやさまざまなコントロールシステムをすべてチェックする必要が生じてしまいました。こうした分析をさらに行ったことで、ジェンソンは予選に出走することができませんでした」
「フェルナンド(アロンソ)はフリー走行3回目で堅実な走行を行ってくれましたが、残念ながら標高の高さが我々のパワーユニットに影響を及ぼすのではないかとの予想が当たってしまい、Q2へ進むことができませんでした」
「フェルナンドがフリー走行3回目で見せてくれたレースペースはいいものでした。ですから、グリッド降格ペナルティーを受けることにはなりますが、いい戦略を展開し、2人のドライバーにとってスムーズなレースとすることができるよう期待しています」
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