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「F1王者にふさわしいルイスのドライビング」メルセデスAMG/F1アメリカGP決勝

2015年10月26日(月)11:30 am

2015年F1第16戦アメリカGP決勝を終え、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、次のようにコメントした。

【結果】F1アメリカGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

■ルイス・ハミルトン「ついにアイルトンに並んだ」
決勝/優勝
「何てことだ。今ぼくは最初に国内(イギリス)選手権で総合優勝したことを思い出している。父(アンソニー)と家に帰る車中で(クイーンの)『We Are the Champions(伝説のチャンピオン)』を唄ったものさ。両親をはじめとする一家が僕のために払ってきた犠牲。そしてファンの存在。彼らから、どれほどの元気をもらったことか。彼らにも、僕の戦いぶりを通じて、決して夢や希望をあきらめないで欲しい」
「今日のレースは、ほんとうにいろいろあったね。何が起きても不思議ではなかった。特に最後の10数周がすごかった。とんでもないレース展開だったよ。トップを走っていたと思ったら4番手に落ちるなど、コンディションはめちゃくちゃだった。ニコ(ロズベルグ)の運転も見ごとだった。レース中、ずっと次のようなことを考えていたんだ。『この先にタイトルが待っている。でも、どうやったらそれを取れる?』手を伸ばせば、そこにある気がした。一瞬足りとも、ダメだ、無理だなんて思ったことはないね」
「これで(タイトル回数で)アイルトン(セナ)に並んだなんて、それも信じられないよ。彼がいたから、今の僕がある。3度のF1ドライバーズ世界選手権が最初からの目標だったんだ。これでもう、誰かに並びたいとの思いは無くなった。このままどこまで行けるか頑張ってみたい」
「レーシングドライバーである以上、戦うからにはいつでも勝ちたい。それが究極の目標だよ。自分とチームがどれだけ努力したか、その証しが選手権の制覇なんだ。このチーム(メルセデスAMG)は最高だ。ほんとうにありがたいよ。彼らとなら勝てると思ったから、(マクラーレンを脱退して)移ってきたんだ。その結果が、これさ!」

■ニコ・ロズベルグ「必ず立ち直って見せる」
決勝/2位
「まずはルイス(ハミルトン)を称えたい。彼はシーズンを通じてよく戦った。タイトル獲得にふさわしい」
「今日の僕のレースに関しては、フラストレーションしかない。ホイールスピンを起こしてリードを失うなんて、痛すぎる。レース開始早々、第1コーナーで起きたルイスとの一件からよく挽回したと思っただけに、余計に辛い」
「彼は僕に十分なスペースを与えず、マシンを当ててきた。ちょっとやり過ぎだよ。コーナーの真ん中で僕の方が前に出ていたのに。でもそれは、いつか別の時にチームを囲んで話し合うとしよう。今は、何とかしてこのタフな1日から立ち直らないと。でも、必ずやって見せる」

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