ホンダF1プロジェクト総責任者の新井康久が、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたF1第16戦アメリカGP初日を終え、次のようにコメントした。
■新井康久「本当はもっと走行させたかった」
「我々にとってオースティンでの最初のグランプリは、非常にウエットなコンディションのもとでのスタートとなりました」
「もちろん、私たちとしてはパワーユニットに関しても、空力の改良パーツのセッティングに関しても、もっと走行時間を多く稼ぎたいと思っていました。しかし、午後は激しい雨によってフリー走行2回目をキャンセルすることが必要となってしまいました。それは、ファンやチームの安全を考えた上での正しい判断でした」
「ありがたいことに、午前中のフリー走行1回目では、半分ほど乾いた状態の中で2台ともある程度の走行を行うことができていました。これによってフェルナンド(アロンソ)の改良版ICE(内燃機関部分)に関して基礎的なデータを得ることができました」
「明日もウエットとなるようですから、今夜分析するデータがチームにとっては非常に重要になります」