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エクレストン「欧州委員会の調査など怖くない」

2015年10月21日(水)19:23 pm

欧州委員会が、F1の運営状況についての調査に入るかどうかの検討を進めていることが明らかとなった。

欧州委員会の代理人が、『Telegraph(テレグラフ)』に対して次のように語ったと伝えられている。

「訴状は受理している。今後それを査定していくことになる」

この訴状は、最近フォース・インディアとザウバーによって提出されたものだ。両チームともF1では中団グループに位置し、財政的にも苦境に立たされていることが知られている。この2チームの主張は、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが運営している収益金の分配システムや、主要チームのみで構成されるストラテジー・グループによってF1に関する意思決定が行われていることは不当であるというものだ。

フォース・インディアとザウバーがそうした訴状を提出した背景には、イギリスの女性国会議員であるアナリース・ドッズの後押しがあったと言われており、ドッズは欧州委員会に対してもこの件に対して介入すべきであるとの働きかけを行っている。

ドッズは、F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトに次のように語った。

「F1というスポーツの内部関係者から訴状が提出されたことを受け、EU(欧州連合)はヨーロッパ全体から愛されているスポーツの問題を解決するために動く必要があります」

■探られて痛い腹はないとエクレストン

最近、エクレストンが年内にもF1に新たなオーナーが誕生すると示唆したことが報じられた。だが、『Telegraph(テレグラフ)』は、もし欧州委員会が正式にF1の調査に入れば、そうした株式譲渡にも大きな影響が出るのではないかと指摘している。

だが、エクレストンは『BBC』に対し、そのことで心配したりはしていないと次のように語った。

「いや、我々にはそんな心配はないよ」

「チームに対する支払いは、取り交わした契約に基づいて行っているし、全員が、ほかのみんながいくら受け取っているか分かっている。何も秘密などないんだ」

しかし、ザウバーのチーム代表を務めるモニシャ・カルテンボーンは、“特権が与えられていないチーム”に対しては、“その条件をのむか、そうでなければ出ていけ”と言われているのに等しい条件しか与えられていないと主張している。

■現在のシステムを見直すのは不可能

今週、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の元会長であるマックス・モズレーとの共同インタビューに応じていたエクレストンは、その中でドイツの放送局『ZDF』から、ひとつの解決策として、現在の契約をいったん白紙に戻し、最初から手続きをやり直すという方法も考えられるのではないかと質問されると、次のように答えた。

「もし全員が合意するのであればイエスだ」

「だが、誰も今よりも少ない額しか受け取れなくなり、その分をほかのチームに回すということに合意するものはいないだろう。つまり、そんなことは不可能だと言うべきだろうね」

「しかし、反競争的なルールがあるのも事実だ。私はいくつかのチームが欧州委員会に訴状を出していることも理解している」

「だが、F1チームにとってはほかにも反競争的なことはたくさんあるんだ。だから、彼らは金額のことだけでなく、ほかにも多くの不満を抱えているよ」

エクレストンは、同席したモズレーが主張した予算制限の導入という意見に言及しながら、次のように付け加えた。

「仮に、マックスが今言ったように、全員が同じ条件でプレーをすることになれば、もはや不満などはなくなるはずだ。彼らは同じことしかできなくなるはずだからね」

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