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ロベルト・メリー「アロンソにからかわれても仕方がない」

2015年10月20日(火)18:56 pm

少し前にマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、マノー・マルシャをからかうような発言をしたことが報じられていた。

来季からマノー・マルシャが現在最強のF1エンジンメーカーであるメルセデスからエンジンの供給を受けることが発表された際、中には来季はマクラーレン・ホンダがマノー・マルシャにもやられてしまうのではないかとの声も上がっていた。

■マノーは飛行機のエンジンを積んでもダメだとアロンソ

これに対し、アロンソは次のようにコメントしていた。

「マノーには敬意を払うけれど、彼らは飛行機のエンジンを積んでも今以上には速くならないと思うよ」

これに対し、マノー・マルシャはツイッターを通じて「来年、ガレージが隣同士になったときに話し合おう」とやり返していた。

現在のF1のルールでは、翌年度のピットレーンに並ぶガレージの配置は、その年のコンストラクターズランキング順となる。つまり、現時点でランキング9位となっているマクラーレン・ホンダが残り4戦で順位を上げることができなければ、来年はマクラーレン・ホンダのガレージが最下位のマノー・マルシャのとなりに並ぶことになるわけだ。

■アロンソの言うことはもっともだとメリー

一方、今シーズン開幕から第12戦イタリアGPまでチームメートのウィル・スティーブンスとともにマノー・マルシャのドライバーを務めていたロベルト・メリーだが、アメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシがスポンサーを持ち込んだことにより、そのシートを奪われてしまった。

前戦のロシアGP(第15戦)には、ロッシがフル参戦契約を行っているGP2シリーズと日程がバッティングしたことでメリーがステアリングを握っていたが、最終戦のアブダビGP(11月29日決勝)も同様にメリーが出走する予定となっている。

アロンソと同じスペイン出身のメリーは、『El Confidencial(コンフィデンシアル)』から、アロンソがマノー・マルシャに対して行った発言について質問されると次のように答えた。

「僕はフェルナンドがそういうことを言ったなんて知らなかったんだ」

「そう、僕たちが空力的に問題を抱えているのは事実だよ。それにメカニカルグリップだってそれほどない。グリップが足りないんだ。僕たちのクルマを運転するのはすごく難しいよ」

■青旗の連続にはあきあき

24歳となるメリーは、そうした戦闘力に劣るクルマで、レースに出るたびに周回遅れとされるために速いクルマに道を譲るよう青旗を振られることが続き、やる気を維持することが難しい状態だったと認め、次のように続けた。

「そういうレースが何度も続いたんだ。正直に言って、4回目か5回目か、あるいは6回目からはそういう状況にはあきあきしていたよ」

「僕たちにはほかのクルマと戦うだけの力がないことは残念だ。僕はチームメートの前に出ようといつも必死にやっていたよ。だけど、ここまで僕にはスティーブンスに与えられているクルマと同じものは与えられていなかったんだ」

メリーは今季ここまでマノー・マルシャから13戦に出走しているが、予選ではスティーブンスに対して3勝9敗(開幕戦はいずれも予選不出走)だったものの、決勝では逆に勝ち越している。第9戦イギリスで今季のマノー・マルシャとして最上位となる12位に入ったメリーは、いまだノーポイントながら、ドライバーズランキングではスティーブンスの上にランクされている。

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