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ニキ・ラウダがバーニー・エクレストンの後任候補?

2015年10月20日(火)17:02 pm

オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』紙が、現役時代に3度F1王者に輝いた伝説的元F1ドライバーであり、現在は最強メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダ(66歳)が、F1最高責任者バーニー・エクレストンの最有力後任候補に浮上したと報じている。

エクレストンは最近、今年のクリスマスまでにはF1の株式譲渡が行われて新オーナーが誕生するだろうと発言し、世間をにぎわせていた。

F1株式の買収の可能性がある者の名前もいくつかうわさにのぼっているが、世界中にテレビ網を展開している『Sky(スカイ)』のビジネス担当記者であるマーク・クラインマンは、アメリカのNFLで活躍するマイアミ・ドルフィンズのオーナーであるスティーブン・ロスが中国の投資会社であるチャイナ・メディア・キャピタルから85億ドル(約1兆円)もの資金援助を受けてF1買収をもくろんでいるようだと伝えている。

投資家たちは、来週85歳の誕生日を迎えるエクレストンに今の地位にとどまってもらいたいと考えていると言われているが、F1関係者の中にはこの機会にもう現職から退くべきだと考えている者も少なくない。

エクレストンは数日前にロシアのウラジーミル・プーチン大統領を持ち上げ、反アメリカ的な発言をしたことが話題となったが、オースティンで開催されるアメリカGPの直前にそうしたコメントを発したことに対する批判も多い。

また、メルセデスAMGの親会社であるダイムラーのディーター・ツェッチェ最高経営責任者は最近、F1はテレビに頼るだけでなく、もっとソーシャルメディアなどを活用することを考える必要があると主張していた。ツェッチェがオーストリア出身であるラウダのボスにあたることは言うまでもない。

2013年までレッドブルで活躍し、今はポルシェからWEC(世界耐久選手権)に出走している元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、エクレストンについて『CNN』に次のように語った。

「彼(エクレストン)には、こうした新たなメディアやデジタル時代のことを理解するのは難しいのではないかと言われれば、そうだろうねと答えるしかないね」

「だけど、これまでに彼が成し遂げたこともたくさんあるし、非常に成果をあげてきたものがあるのも事実だ。彼は昔ながらのやり方でいくのが好きだし、主催者としてどこでレースをするかを決めている。彼は長年やってきた方法に今後もこだわるだろうね。それが彼のやり方なんだ」とウェバーは付け加えた。

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