10月17日(土)に36歳の誕生日を迎える現役最年長F1ドライバーであるキミ・ライコネン(フェラーリ)が、2017年以降もF1を続ける可能性を示唆した。
人気F1ドライバーであるライコネンだが、今シーズン前半には思ったほどの活躍ができず、来季はフェラーリのシートを同じフィンランド出身のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)に奪われてしまうのではないかとうわさされていた。
だが、その後復調の兆しを見せた2007年のF1チャンピオンは、フェラーリと2016年の契約を更新。少なくともあと1年はF1で走ることが確定した。
そのライコネンは、イタリアのテレビ局『Sky(スカイ)』から、2017年以降もフェラーリにとどまることになると思うかとの質問を受けると、次のように答えた。
「分からないな」
「少なくとも、あともう1年やるという契約はしている。その後どうなるかはそのときになってみないと分からないよ」
ライコネンは、2001年にザウバーからF1デビュー。翌2002年から2006年までの5年間をマクラーレンで過ごした後に2007年にフェラーリへ移籍。2010年から2年間F1から離れたものの、2012年にはロータスからF1復帰を果たし、2014年から再び古巣フェラーリへと戻っていた。
そのライコネンは、たとえ現役から退いたとしても、ドライバー以外の役割でフェラーリにとどまるという可能性も示唆している。フェラーリではかつて7度F1王座についたミハエル・シューマッハや、イタリア人ドライバーのジャンカルロ・フィジケラが現役引退後も相談役や開発担当という役割を担ったという事実がある。
今年でフェラーリ通算5年目を迎えているライコネンは、「僕はフェラーリとは長いこと一緒にやってきている」と語り、次のように付け加えた。
「そういう可能性もあるかもしれないね。でも、今それを決めることはできないよ」