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レッドブル首脳「うちが撤退ならトロロッソからも手を引く」猶予は10月末

2015年10月13日(火)19:46 pm

レッドブルにおいて、オーナーの右腕としてモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2016年に搭載できるパワーユニットが見つからない限り、4台がグリッドから消えることになるだろうとの警告を行った。

【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

F1ロシアGPが開催された先週末のソチでは、レッドブルが非常に窮地に立たされているものの、そのジュニアチームであるトロロッソは、フェラーリから1年落ちのパワーユニット供給を受ける方向で交渉と検討が進んでいるようだとのうわさが流れていた。

だが、マルコは、もしレッドブル・レーシングがF1から撤退せざるを得ない状況になれば、オーナーである世界的エナジー飲料メーカーのレッドブル社では、ジュニアチームであるトロロッソの運営からも手を引くことになるとドイツの『Welt(ヴェルト)』に次のように語った。

「なぜ我々が単にフェラーリやメルセデスのためにドライバーを訓練することになるチームの費用負担をしなくてはならないんだい?」

ソチでは、F1最高責任者のバーニー・エクレストンもレッドブルのエンジン問題解決のために奔走していたと伝えられている。そしてエクレストンがその問題は「解決した」とコメントしたことで、ルノーがレッドブルへのエンジン供給を継続することになったのではないかとのうわさもささやかれていた。

だが、『Welt(ヴェルト)』は、実際にはソチでは何の解決策も見いだされなかったとし、別の「危機回避のための会議」が12日(月)にロンドンで行われたと書いている。だが、今のところ何らかの進展が見られたという新たな情報は伝えられていない。

数日前には、レッドブルの総帥であり、レッドブル・レーシングとトロロッソのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツが、来季のエンジン決定の猶予は10月末までだと語ったと報じられていた。

今後の進展次第では、来シーズンのF1から赤い牛のカラーリングが施されたクルマが消えてしまう可能性もさらに高まってきそうだ。

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