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フェルナンド・アロンソ、2017年限りでのF1引退をほのめかす

2015年10月13日(火)16:45 pm

2017年までマクラーレンと契約を結んでいるフェルナンド・アロンソだが、そのシーズンを最後にF1を引退する可能性をほのめかした。

【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

3度目のF1タイトル獲得を目指して、5年間在籍したフェラーリと決別して今季新生マクラーレン・ホンダへと移籍したアロンソ。だが、23年ぶりに復活した伝説的コンストラクターであるマクラーレン・ホンダは、ここまでのところ悲惨としか形容できないほどの不振が続いている。

こうした状況のもと、アロンソが2016年には1年間F1活動を休止するという決断をするのではないかとのうわささえささやかれている。

だが、アロンソ本人はF1ロシアGPが開催された先週末のソチでこうしたうわさを否定し、自分は来季も、そして2017年もマクラーレン・ホンダで走ると明言している。

■アロンソ、ソチでF1通算250戦に到達

そのソチで、アロンソはF1での250戦目という区切りのレースを迎えていた。現役ドライバーの中で250戦以上という記録を持つのはチームメートのジェンソン・バトンだけであり、F1の長い歴史をひもといてみても、この記録を持つのは全部で6人しかいない。

2016年は全21レースが予定されているが、仮に2017年も同じ数のレースが行われるとすれば、アロンソは2017年シーズンを終えた時点で通算296レース出走という記録を生むことになり、あとほんの少しで300戦という記録に手が届くことになる。

F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが率いるF1商業権管理会社であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)は、ロシアGPの決勝を前に、アロンソが250戦目を迎えたことを祝うスクリーンメッセージを出していた。そしてそこには「(通算300戦まで)あと50レースだけだ」と記されていた。

■300戦には届かないだろうとアロンソ

来季もマクラーレン・ホンダに残留することが決定した現在282戦のバトンが、来シーズン中に通算300戦出走という記録を作るのはほぼ確定的だが、現時点で通算300レース以上の記録を持つのは322戦のルーベンス・バリチェロと、306戦のミハエル・シューマッハの2人だけだ。

しかし、アロンソ本人は、母国スペインのテレビ局『TV3』に対し、「僕は300戦に到達するとは思わないよ」と語り、暗に2017年シーズン限りで引退する可能性をほのめかした。

だが、アロンソも「絶対に」という言葉を用いたわけではない。実際にアロンソがいつまでF1で走ることになるのかは神のみぞ知るということころだろう。

34歳となるアロンソは、次のように付け加えた。

「僕が2001年のオーストラリアGPでデビューしたときには、ここまで長くやるなんて思っていなかったよ」

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