F1ロシアGPが行われたソチで2年連続のF1コンストラクターズタイトル獲得を決定づけたメルセデスAMGだが、そのお祝いは翌日の12日(月)までおあずけとなったようだ。
【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
ロシアGPは、決勝レースのチェッカーフラッグが振られてから、正式な順位が確定するまでにかなりの時間を要することとなってしまっていた。
5位でゴールしたフェラーリのキミ・ライコネンが最終ラップに起こしたクラッシュに対する審議などに時間がかかったためだ。
ロシアでコンストラクターズタイトル確定に王手をかけていたメルセデスAMGだったが、ニコ・ロズベルグがリタイアによるノーポイントに終わったこともあり、当初のフィニッシュ順位であれば、それは次戦へ持ち越しとされるはずだった。
ところが、F1競技委員会の裁定により30秒のレースタイム加算ペナルティーが科されたことでライコネンの順位が5位から8位へと下がり、これによってメルセデスAMGにコンストラクターズタイトルが転がりこんできたのだ。
だが、決定が遅れたこともあり、メルセデスAMGは夜を迎えたソチでコンストラクターズタイトル確定のお祝いを大々的に行うことはなかった。実際のところ、そのころにはビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフと非常勤会長のニキ・ラウダはすでにサーキットを離れていたからだ。
ヴォルフは、ドイツの『Bild(ビルト)』に次のように語った。
「ニキと一緒に飛行機に乗らなくてはならなかったし、残念ながらそれを遅らせるわけにはいかなかったんだ」
「だが、我々は月曜日(12日)にファクトリーにおいてチーム全員でお祝いをするよ」