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【速報】ライコネンとアロンソにペナルティー…年間ランキングに大きな影響

2015年10月12日(月)0:44 am

F1ロシアGP決勝後に、キミ・ライコネン(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)にペナルティーが科され、結果に変動が生じた。またライコネンの順位が変動したことにより、メルセデスAMGの今季のコンストラクターズタイトル獲得が決定した。

【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

【2015 F1世界選手権ポイントランキング】

■ボッタスとのクラッシュでライコネンにペナルティー

最終ラップで3番手を走行していたバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)にキミ・ライコネン(フェラーリ)がターン4で追い抜きをしかけたが、この際に両者が接触。ボッタスのクルマはそのままコース外へと押し出され、そこでレースを終えることに。ライコネンは、損傷を負ったクルマで走り続け、5位でチェッカーフラッグを受けていた。

このクラッシュに関してレース後に審議が行われ、FIA(統括団体である国際自動車連盟)の競技委員会は、ライコネンのほうに責任があると判断。本来であればレース中に10秒間のストップ・アンド・ゴーのペナルティーを科すのが妥当であるが、すでにレースが終了しているため、レースタイムに30秒を加算するという裁定が下された。そして、これにより、ライコネンの順位は8位まで下がることとなった。

■メルセデスAMG、今年もロシアでチャンピオンに

一方、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が25ポイントを獲得し、チームのコンストラクター選手権のポイントが合計531ポイントに到達。ランキング2番手のフェラーリは、セバスチャン・ベッテルが2位となったものの、ライコネンが8位に下がったことで獲得ポイント合計でメルセデスAMGに172ポイント差をつけられてしまった。これにより、フェラーリが今季メルセデスAMGの獲得ポイントを上回る可能性が消え、4レースを残してメルセデスAMGの2年連続コンストラクターズタイトル獲得が確定した。

■アロンソには走行ライン違反の裁定

10位でフィニッシュし、9位入賞のジェンソン・バトンとともにダブル入賞かと思われたアロンソだったが、レース後にターン16で所定の走行ラインを守らなかったとして、レースタイムに5秒加算ペナルティーが科された。これにより、アロンソの正式な順位は11位となり、手にしたかに思われた1ポイントを失っている。

■ペナルティー後の正式順位

優勝 ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3位 セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
4位 フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
5位 ダニール・クビアト(レッドブル)
6位 フェリペ・ナッセ(ザウバー)
7位 パストール・マルドナード(ロータス)
8位 キミ・ライコネン(フェラーリ)
9位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)
10位 マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)
11位 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
12位 バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
13位 ロベルト・メリー(マノー・マルシャ)
14位 ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)
15位 ダニエル・リカルド(レッドブル)
リタイア カルロス・サインツ(トロロッソ)
リタイア ロマン・グロージャン(ロータス)
リタイア ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
リタイア ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
リタイア マーカス・エリクソン(ザウバー)

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