マクラーレンのチーム代表エリック・ブーリエは、新しいホンダエンジンが進歩したと話している。
マクラーレンは、パフォーマンス向上を目的とした改良を4トークン分施した新しいパワーユニットをF1ロシアGP(11日決勝)に持ち込み、9日(金)のフリー走行でフェルナンド・アロンソのマシンに搭載してテストした。
ブーリエはこれを受けて、次のように語っている。
「新しいバージョンのエンジンは、テストベンチでの作業を受けて予想されていた通り、計算した通りに機能している」
「すべて予定通りに進んだ」
マクラーレンは、規定の年間4ユニットをすでに使い果たしているため、アロンソは35グリッド降格のペナルティーを受け、ロシアGPを最後尾からスタートする。これについてブーリエは次のように説明している。
「このエンジンをここで持ち込んだのは、ソチがわれわれに合わないことが分かっていたからだ」
長いストレートもあるソチは、回生エネルギーで他メーカーに後れを取っているホンダエンジンには厳しいコースだ。
新しいエンジンが本格的に導入されるのは、次戦のアメリカGP(25日決勝)になる。
「新しいエンジンがどのくらいのパワーアップか? 申し訳ないが、これ以上は言えない。だが、言ったように、進歩は確かにある」とブーリエは話している。