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トヨタ、富士は3年連続勝利のホームコース/WECフリー走行初日

2015年10月10日(土)0:51 am

10月9日(金)、2015年FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦・富士6時間レースが富士スピードウェイで幕を開けた。

TOYOTA GAZOO Racingは2014年のマニュファクチャラーズ、ドライバーズ両タイトルを獲得し、チャンピオンのカーナンバー#1をつけたTS040 HYBRIDでホームコースに戻って来た。富士は2012年以降3年連続で勝利を挙げている重要なレースとなる。

フリー走行初日、#1号車(A.デビッドソン、S.ブエミ、中嶋一貴)は、2回のセッションとも5番手で終えた。1分26秒242というタイムは、昨年記録したポールポジションのタイムより0秒23速いタイムだ。

#2号車(A.ブルツ、S.サラザン、M.コンウェイ)は2回共に6番手で終え、2台合計168周を走破した。

明日10月10日(土)は午後2時10分からLMPクラスの公式予選が行われる。決勝レースは10月11日(日)午前11時にスタート。

TS040 HYBRID #1号車:(A.デビッドソン、S.ブエミ、中嶋一貴)
フリー走行1回目:5番手(1分26秒633)32周
フリー走行2回目:5番手(1分26秒242)45周

A.デビッドソン:
プログラムを順調にこなすことが出来て勇気づけられた一日であり、最後はTS040 HYBRIDの適切なバランスを見出せました。ロングランのペースとバランスについては一貴もとても満足しているようです。これまでのところ、TS040 HYBRIDを仕上げていく作業は上手く行っており、望むレベルにかなり近づいています。

S.ブエミ:
我々のホームレースである富士で再び走ることが出来て喜んでいます。前戦オースティンと比べると、練習走行での競争力はライバルに少し近づいたように思えます。我々にとってはとても良い一日となりましたが、まだ少しやるべきことは残っています。残りの週末、天候も含め、成り行きに期待しています。

中嶋一貴:
納得の一日でした。特にロングランではまずまずのペースを刻めました。タイヤ摩耗の問題もありましたが、ライバルもロングランでは同じような状況だと思われます。ホームレースへ向け、可能な限りベストなパッケージを準備するためにチームの誰もが本当にハードな作業を続けて来ました。チームの努力に感謝し、プッシュを続けます。

TS040 HYBRID #2号車:(A.ブルツ、S.サラザン、M.コンウェイ)
フリー走行1回目:6番手(1分26秒724)38周
フリー走行2回目:6番手(1分27秒149)53周

アレックス・ブルツ:
グランドスタンド前のストレートでトヨタの旗がずっと振られているのを見るのは最高の気分です。金曜日のコースはいつも非常にチャレンジングで、多くの問題も出て来ますが、それをこれから解析して行きます。いくつかのセットアップの比較を行いましたが、正しい方向へ進んでいることを願っています。これまでのところは目標通りです。

ステファン・サラザン:
私にとって今日は順調で、特筆すべきことはありません。いくつか大きく変えたセットアップを試し、興味深いデータが得られました。雨が降った時のことも考えておかなければなりません。TS040 HYBRIDの感触はとても良いので、決勝レースで雨が降れば、天候が我々に味方してくれることもあるでしょう。

マイク・コンウェイ:
今日の2回の公式練習セッションでは、主にTS040 HYBRIDのバランスについての作業と、オースティンで学んだことを活かすべく試しました。感触は良かったのですが、予選や決勝レースへと向上の余地があります。週末に向けて雨の可能性があるので、そのための準備もする必要があるでしょう。

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