今年ドイツF4選手権にデビューを飾ったミハエル・シューマッハの16歳となる息子ミックが、来季はさらに激しい競争が展開されるF3にステップアップするかもしれない。
昨年までカート選手権に参戦していたミックだが、今季ドイツF4選手権で初めてフォーミュラカーでのレースを経験。ランキング10位でシーズンを終えている。
ミックが所属していたファン・アーメルスフォールト・レーシングからは昨年マックス・フェルスタッペンがF3選手権に参戦していたことでも知られている。フェルスタッペンは一足飛びに今年17歳の若さでF1デビューを飾っている。
同チームのオーナーであるフリッツ・ファン・アーメルスフォールトは、「彼(ミック)は強いドライバーになったよ」と7度F1王座に輝いた父を持つシューマッハJrを評価している。
そのシューマッハJrには、F4を1年で卒業し、来季はF3にチャレンジするのではないかとのうわさがある。だが、その件についてドイツの『Welt(ヴェルト)』紙から質問を受けた母親のコリーナは、コメントを控えたと伝えられている。
だが、チームオーナーのファン・アーメルスフォールトは、F3へのエントリー申請受け付けが始まるのは11月であり、まだどうするかは決定していないとドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。
「彼がシーズン序盤に優勝できたのは幸運だった。そこからは少しばかり浮き沈みが多かったが、16歳であればそれは普通のことだ」
「彼は大きく成長したよ」
一方、シューマッハ親子のマネジャーを務めるザビーネ・ケームは、「シーズンの成り行きにはとても満足しています」と語り、次のように付け加えている。
「学ぶべきことは非常にたくさんありました。ですが、彼の身体的成長や人間的成長においては、とてもいい年でした」