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メルセデスAMGのボスが新F1オーナーとなる者に望むことは?

2015年10月07日(水)18:53 pm

6日(火)に、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、近いうちにF1が新たなオーナーを迎えることになるだろうと発言したというニュースが世界に伝えられている。

エクレストンによれば、現在のF1筆頭株主であるCVCが、近いうちに、その株式の大部分を第三者へ譲渡することになるようだ。

エクレストンは、F1買収候補者の具体的な名前を示すことはなかったが、現時点では候補者が3者に絞られていることを明らかにしている。

このエクレストンの発言を受け、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフはブラジルの『Universo(ウニベルソ)』に次のように語った。

「バーニーはいつもメディアをにぎわせるね。こうしたニュースや話題もF1の一部だよ」

ところで、現オーナーである投資会社CVCに対しては批判の声も少なくない。同社が収入増を目指すばかりで、F1の発展に向けた本当の投資を行っていないというのがそうした批判の理由となっている。

ヴォルフも次のように続けた。

「CVCは長期間にわたって携わってきた。いくつかの投資はF1にとって非常に興味深い結果をもたらしてもいる」

「だが、最終的には彼らがこのビジネス(F1)を売ることが目的だったのは明らかだ。彼らにとってはそれ(F1運営)自体が一番重要なことではないからね」

「今、我々にとって重要なことは、F1そのものに非常に熱心であり、将来に向けて優れたビジョンを持つオーナーが誕生することだ」

現在、ちまたではさまざまな名前が新F1オーナー候補として取りざたされている。アメリカでマイアミ・ドルフィンズ(NFLチーム)のオーナーを務めるスティーブン・ロス、カタールのスポーツ投資部門、テレビ業界大手のスカイと国際通信会社リバティ、トミーヒルフィガーやペペジーンズといった世界的ファッションブランドを展開するカナダの富豪ローレンス・ストロールなどだ。さらに、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツや、CVCのドナルド・マッケンジー会長、そしてエクレストン自身の名前さえあげられている。

それらの候補者の中に好ましいと思える名前はあるかと尋ねられたヴォルフは次のように答えた。

「もしあったとしても、言うつもりはないよ。どうなるか、様子を見よう」

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