資金難に陥っているロータスが長く待ち望んできたルノーによる買収がようやく発表に至りそうだ。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、日本GP(27日決勝)には来ていないが、25日(金)にロンドンで、ルノーは「どうやら」ロータスを買収しそうだと『Reuters(ロイター通信)』に明かした。
「ルノーほどの大きな会社が決定を下すのにこれほど長くかかるとは、正直言って奇妙に思うね」とエクレストンは話している。
ロータスは、日本GP決勝の翌日、28日(月)にロンドンの裁判所に出廷する予定で、最悪の場合は会社整理に追い込まれる。
ロータスのCEOであるマシュー・カーターは鈴鹿サーキットで『BBC』に次のように語っている。
「状況は非常に良いように見える。来週にはルノーからプレスリリースが出る予定だ」
「月曜はわれわれに有利に進むと自信をもっている。ここ数週間より大幅に進展しそうな状況だ」
ロータスは2014年のホスピタリティ使用費請求に応じていない。そのため今年は、ユニットの鍵を渡されておらず、日本GPではホスピタリティから締め出されて食事もままならない状況だ。
こうした状況について、カーターは次のように説明している。
「ルノーからチーム買収の関心が示された。その決定が近づく間にも、われわれは経済的な決定を下さなければならなかったが、ルノーからさまざまな契約を結ばないようにと求められた」
「それは5月か6月のことで、それ以来引き延ばされてきているんだ」