2015年F1第14戦日本GPが9月26日(土)、鈴鹿サーキット(1周5.807km)で2日目を迎え、15時から行われた予選でメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得した。今季2回目、通算17回目。
前戦シンガポールGPでは予想外の不調に見舞われたメルセデスAMGだが、ここ鈴鹿ではいつもの力強さが戻ってきた。
Q1では、そのメルセデスAMGを中心にウィリアムズ、レッドブル、フェラーリが順当に上位を占める。
セッション終盤にQ2進出をかけて最後のアタックに臨もうとしたマクラーレン・ホンダ勢だが、ここでマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)がコース上にクルマを止めてしまい、黄旗が振られてしまう。
フェルナンド・アロンソは15番手でQ2進出を決めたものの、これによりタイム更新のチャンスを逃したバトンは16番手にとどまりQ1敗退が確定してしまった。
Q1で脱落した5名のドライバーは、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、フェリペ・ナッセ(ザウバー)、ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)、アレキサンダー・ロッシ(マノー・マルシャ)。
Q2でもメルセデスAMG勢が早々と好タイムを刻む。これにウィリアムズ勢、フェラーリ勢、レッドブル勢が危なげなく続く中、ロータスのロマン・グロージャン、フォース・インディアのセルジオ・ペレスがQ3進出を決めた。
Q2で脱落した5名のドライバーは、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、カルロス・サインツ(トロロッソ)、パストール・マルドナード(ロータス)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)。
Q3でも、最初のアタックでロズベルグがトップタイムを刻み、ハミルトンが2番手に。これにウィリアムズ、フェラーリ、レッドブルらが続く展開となる。
セッションの残り時間が少なくなり、ポールポジションと決勝スターティンググリッドを決定する最後のアタックに各ドライバーが臨み始めたところで、レッドブルのダニール・クビアトがヘアピン手前でF1カーが大破する大クラッシュを喫する。
クビアトにけがはなかったがこのクラッシュによりセッションは赤旗が振られ、ここでロズベルグの今季2回目のポールポジションが確定するという波乱の結末となった。
2番手から10番手までの結果は次の通り。2番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、3番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、4番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、5番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、6番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、7番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、8番手ロマン・グロージャン(ロータス)、9番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、10番手ダニール・クビアト(レッドブル)。
マクラーレン・ホンダ勢は、アロンソが14番手、バトンが16番手で予選を終えている。
F1日本GP決勝は、明日の14時に開始となる