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メルセデスAMG、今後チームオーダー発令の可能性も

2015年09月24日(木)16:37 pm

前戦F1シンガポールGPで、突然のスランプに陥ったメルセデスAMG。決勝ではルイス・ハミルトンがマシントラブルによるリタイアとなりノーポイントでレースを終えれば、チームメートでランキング2番手のニコ・ロズベルグも4位に入るのがやっとという状態だった。

この結果、優勝を果たしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、ロズベルグとの差を8ポイントに縮め、ラインキング首位のハミルトンにも49ポイント差に詰め寄ることとなった。

メルセデスAMGがシンガポールで不調に陥った原因は解明されていないと伝えられており、サーキットタイプが全く異なるものの、今週末に鈴鹿で開催される日本GPでメルセデスAMGがいつもの強さを取り戻すかどうか、ふたをあけてみないと分からない状態だ。

メルセデスAMGでは、ここまでドライバーには自由に戦わせるという方針を貫いてきており、ハミルトンに水をあけられた形のロズベルグもシンガポールGPの開催前には、現時点でハミルトンにリードを許しているとはいえ、それによって自動的に自分がナンバー2扱いを受けることにはならないと主張していた。

しかし、シンガポールで予期せぬ足踏みを喫してしまったことを受け、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、今後チームオーダー発令についても考えなくてはならないかもしれないとドイツの『Bild(ビルト)』紙に次のように語った。

「もし、最後のほうで差がもっと縮まってくるようなことがあれば、我々としてもそれを考えることになるだろう」

だが、ヴォルフは、シンガポールでのつまずきはあったものの、メルセデスAMGとしては今後も自分たちのクルマのパフォーマンスに信頼を置いていると主張し、次のように付け加えている。

「クルマは同じものだ。我々のパフォーマンスが失われたわけではないんだ」

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