今週月曜日(21日)に、イギリスのいくつかの大手メディアが、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが今週末にF1日本GP(27日決勝)が開催される鈴鹿で、F1引退を発表することになると報じた。
そして、バトン本人が、その報道が事実であると示唆する発言を行ったと伝えられている。
バトンは、イギリスの『Mirror(ミラー)』紙に対し、今ではF1ドライバーを務めていることの“よろこび”が感じられなくなっているのだと次のように語った。
「よろこびが感じられるのは、トップ争いができているときだけだよ。そういうときは、自分が何かを達成しているんだと感じることができるからね」
「F1カーに乗っているとはいえ、最下位に近いところで戦っているような状況なら、何かほかのところでドライブするほうがもっと簡単によろこびを得ることができる。戦うことによろこびがあるんだからね。トップ争いができるかどうかが重要なんだ」
バトンは、すでに決断は下しており、その発表も近いだろうと次のように付け加えた。
「僕は決断したし、それが重要なんだ。ホームレースでそれを発表できるのはうれしいことさ」
もちろんここでバトンが言うホームレースとは、妻である日本人モデル道端ジェシカの故郷日本で行われる日本GPのことであるのは間違いないだろう。