F1シンガポールGP(20日決勝)で懸念されていた大気汚染は、18日(金)から大幅に改善した。
シンガポールでは、インドネシアの大規模な焼き畑農業や山火事の煙で起きる「ヘイズ」と呼ばれる大気汚染が発生している。そのレベルは「不健康な大気状態」だったが、レースウィーク初日は改善し、「やや不良な大気状態」にまで落ち着いたとシンガポールの環境庁(NEA)が伝えている。
大気汚染は雨と風によって抑えられた。当局がヨウ化銀などを使って人工降雨を発生させたのではないかと言う者もいるが、NEAは否定している。
だが、ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』で解説を務める元F1ドライバーのマルク・スレールは、警戒を緩めていない。
「万が一にも中止になったら、当然ながら広範囲に影響が及ぶ」
「だが、状況が極めて悪化した場合は、その可能性も検討すべきだ」