キミ・ライコネン(フェラーリ)は、F1シンガポールGP(20日決勝)を前に、再びスタートで失敗することはないと自信を見せている。
第12戦イタリアGPでは、予選で1列目を獲得したライコネンだが、決勝ではスタートでアンチストールが起動し、一気に最後尾まで落ちてしまった。
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙によると、ライコネンはイタリアGPのあとにフェラーリの本拠地マラネロにあるシミュレーターにこもって、スタートの手順を100回練習したという。
イタリアGPのスタートでは、クラッチパドルを「間違ったやり方」で操作してしまったかもしれない、とライコネンはシンガポールで話している。フィンランドのテレビ局『MTV』が伝えた。
「理由について大まかには分かっている」とライコネン。
「僕の責任だと言うなら、それでもいい。ただ、すべきことはすべてちゃんとやった」
「とにかく、ここから学ぶことだ。そして、二度と起きないでほしいね」
第11戦ベルギーGPから新しいルールが導入され、スタート前のフォーメーションラップ中に無線でドライバーに指示することが禁止された。しかし、イタリアGPでのスタート失敗は、新しいルールのせいではないとライコネンは話す。
「同じことは今年それまでにも起きたかもしれないし、去年だって起こり得たことだ」