今週末に開催されるF1シンガポールGP(第13戦/20日決勝)だが、現在懸命に大気汚染対策が講じられているようだ。
昨年同様、インドネシアで発生した山火事によって汚染された大気がマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットが設けられたシンガポールに到達しており、地元当局によればすでに「健康に影響を及ぼす程度」となっており、今後「さらに悪化する可能性がある」という。
シンガポールGPの主催者は、15日(火)に声明を発表し、次のように述べている。
「現時点での汚染レベルに基づいた判断では、予定されたレースや関連イベントのスケジュールを変更する計画はしていない」
「煙の状態は大きく変化する可能性があり、それは1日単位ばかりか、時間単位で変化することが予想される。それゆえ、現段階ではレース週末にかけての汚染レベルがどの程度となるか正確な予想は不可能だ」
主催者側は、サーキット入場者にはマスクを原価程度の価格で販売することを予定しているほか、すでに応急処置コーナーを24か所に設置する準備が整えられているとしている。