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タイヤ内圧疑惑再発防止に努めるピレリとFIA

2015年09月15日(火)17:15 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)と、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、前戦F1イタリアGP(第12戦)の決勝後に起こったタイヤ空気圧問題が再発しないよう、協力して手順の見直しに取り組んでいる。

第11戦ベルギーGPにおいてメルセデスAMGのニコ・ロズベルグとフェラーリにセバスチャン・ベッテルに同じようなタイヤ破裂事故が発生したことから、FIAとピレリは続くイタリアGPにおいては、タイヤの取り付け角度や空気圧に関する設定基準をこれまでよりも強めるという対策に出ていた。

ところが、ポール・トゥ・ウィンを飾ったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のタイヤ空気圧が基準よりも低かったことが明らかとなり、レース後に長時間にわたって審議が行われるという事態となっていた。

結局、その件に関してはタイヤの空気圧計測にかかわる手順などにあいまいな点があったこともあり、不問に付された。だが、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーは、同様の疑念が今週末のシンガポールGP(20日決勝)で再び起こることのないように対策を講じると14日(月)に次のように語った。

「(シンガポールにおいて)我々はFIAとともに、チームがタイヤの用法に関するルールをもっと簡単に守ることができるような明確な手順を定めることになる」

「これは誤解を避けるために重要なことだ。チームに順守すべき詳細な指示を与えることにより、モンツァでメルセデスAMGに起こったようなことを避けることができる」

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