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今年も大気汚染が懸念されるシンガポール

2015年09月14日(月)18:45 pm

今週末のF1シンガポールGP(20日決勝)も大気汚染の問題に悩まされそうだ。

マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでナイトレースとして開催されるシンガポールGPは、その独特の雰囲気により非常に人気の高いグランプリだ。しかし、昨年はインドネシアで発生した山火事により、“健康に害を及ぼす”程度に汚染された空気がサーキットに到達していると地元の環境団体が警鐘を鳴らしていた。

そして、今年もそのときとまったく同じような状態を迎えようとしている。ただし、今年の場合はその汚染レベルが上昇し、“非常に健康に害を及ぼす”可能性があるという状態となっている点だ。これは最も汚染度が高い“危険”な状態の1段階下に位置するレベルだという。

こうした状況を受け、シンガポールではすでにユニバーシアードやサッカーの試合などがキャンセルされていると伝えられている。

すでにレースのチケットを購入したというあるF1ファンは、地元シンガポールのメディア『Today(トゥデイ)』に次のように語っている。

「一番心配しているのは、観客席で不快な状態になるかもしれないってことかな。特に、周りの人たちの気分が悪くなったりしたときにはね」

さらに、別のファンも次のように付け加えている。

「ガスマスクを持って行こうかと思っているんだ。かなり面倒なことにはなるだろうけれどね」

もちろん、健康が懸念されるのはドライバーも同じだ。シンガポール当局は、すでに戸外での激しい運動は避けるよう指導を行っているという。

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