フェラーリは、F1第12戦イタリアGPから投入した新型エンジンに自信を深めている。
チームのホームレースであるイタリアGPで、フェラーリのキミ・ライコネンは予選2番手を獲得。だが、決勝はスタートで大きく出遅れ、そこから追い上げて5位フィニッシュを果たした。
ライコネンは、新型エンジンのパワーに驚いたと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に話している。
「エンジンは良い方向に進んでいる。フォース・インディアはストレートで速いけれど、彼らをうまく追い抜くことができたので、少し驚いた。とは言え、大きな前進じゃない」
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、『La Repubblica(レプブリカ)』に次のように語った。
「彼は素晴らしいばん回をした。スタートでミスしたのが残念だよ」
「ハミルトンは難攻不落だって? キミが前にとどまっていたら、どういう結果になったか分からない。メルセデスにもろさがあることも分かった」
メルセデスAMGもイタリアGPで新型エンジンを導入した。しかし、ニコ・ロズベルグはトラブルが出たため旧型エンジンに戻して決勝を戦い、結局、終盤にエンジントラブルでリタイアした。
メルセデスAMGチーム代表のトト・ヴォルフも、フェラーリは「競争力がある」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に認めている。
「われわれが予選でパワーアップできるのを彼らは少しまねしたようだ。それで土曜はああいう結果になった。驚いたよ」