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来季はレッドブル・フェラーリ誕生が濃厚に

2015年09月08日(火)17:23 pm

どうやら、レッドブルでは来季からフェラーリエンジンを搭載することになりそうだ。

レッドブルと、そのジュニアチームであるトロロッソは、現在のエンジンパートナーであるルノーと決別することがほぼ確定的だと信じられている。

レッドブルは今後について、当初はメルセデスからエンジン供給を受けることを望んでいると伝えられていた。だが、メルセデスの親会社であるダイムラーが、最終的にかつて4度F1タイトルを獲得した最大のライバルとも言えるレッドブルへのエンジン提供は行わないことを決定したものと考えられている。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ドイツの『Bild(ビルト)』に次のように認めた。

「我々とメルセデスの話題はもう終わったよ。今ではほかの選択肢のほうへ焦点を合わせている」

レッドブルにとって、その“ほかの選択肢”がフェラーリを指していることは間違いない。すでにF1イタリアGPが催された先週末のモンツァで両者が話し合いの場を設けたことが明らかとなっている。

これに関し、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、「誰とでも交渉を行うのが私の仕事だからね」と語っていた。

一方、フェラーリのチーム代表という立場にあるマウリツィオ・アリバベーネは、メルセデスとは違い、レッドブルへエンジンを提供することはフェラーリにとって問題にはならないと次のように語った。

「ほかのチームにエンジンを供給することには何の問題もないし、まだ始まる前からライバルに対して脅威を感じることもないよ」

「レッドブルにはエイドリアン・ニューイ(最高技術責任者)のような大物エンジニアもいるし、もし彼らにエンジンを提供すれば、彼らが恐ろしいほどのシャシーを造ってくることも容易に想定できることだ」

「だが、私のチームのエンジニアや空力技術者たちだって自分たちの仕事がよく分かっている。我々は誰とでも戦うよ」

ホーナーは、もうその決断を急がなくてはならない時期に来ていると次のように語った。

「もう時間が迫ってきているんだ。もう9月に入ったし、ルノーがどうするのか、今後2週間以内には知る必要がある」

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