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ルノー、ロータス買収かF1撤退か どうするレッドブル?

2015年09月08日(火)5:31 am

ルノーがロータス買い取りを決めたとの報道を受けて、同社F1現場責任者シリル・アビテブールはこれを否定した。

彼らが長く交渉を続けてきたのは明白だが、ついに売買が成立したとのうわさがF1第12戦イタリアGP決勝日(9/6)のパドックに飛び交ったものである。

「記者のあなたと座って話をしているあいだも、まだ決定は下されていない」とルノー・スポールF1マネージング・ディレクターのアビテブールは、ドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』に語る。

その一方で、レッドブルとルノーが2016年を待たずに別れを告げるのは間違いないとの憶測が支配的だ。レッドブルの次なるパートナーが誰になるかも謎である。

ルノーのロータス買収話に先がけて、メルセデスの親会社ダイムラー、それもマーケティング部門がレッドブルへの来季エンジン供給を承認したとのうわさも流れた。

だが、ドイツ『Bild(ビルト)』紙は次のように伝える。「レッドブルが2016年にメルセデス・エンジンの供給を受けることはないとの情報をつかんだ」

同記事によると、レッドブル首脳はモンツァでフェラーリと会談。「しかし、まだ何の合意にも至らなかった」

やはり現時点で確定的なのは、ルノーのロータス買収だ。

アビテブールは言う。「ルノーは長年にわたってF1で主導的な役割を演じてきた。やはりF1に残りたい」

「決定権はルノー・グループとカルロス・ゴーン社長にある」

「われわれは、もはや単なるエンジン供給メーカーでは満足できないと気づいた。であれば今後のシナリオは、きっぱりF1と手を切るかファクトリーチームとして残るか、以上のふたつだ」

「もしルノーがF1を去ることになれば、個人的にはとても残念だ。形態は変われど過去38年、F1とつながってきたのだから」とアビテブール。

さらに彼は、レッドブルのために今季後半、予定では第15戦ロシアGP(10/9-11)に持ち込むするはずだった改良型エンジンが遅れているのはルノーが今後の出方を検討中であることと関係ありと認めている。

「エンジンの改良は、われわれが将来どうするかにかかっている。F1撤退が決まれば、改良型エンジンを投入する必要はない」

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