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【続報】F1イタリアGP決勝レース審議結果 メルセデスAMGタイヤ空気圧問題

2015年09月07日(月)1:31 am

既報の通り(【速報】F1イタリアGP優勝のハミルトンに失格の可能性)、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、F1イタリアGP決勝におけるメルセデスAMGのタイヤ空気圧問題に関してレース後に審議を続けていたが、その結果を発表した。

審議結果は「メルセデスAMGに対して特段の処分を科さない」とし、ルイス・ハミルトンのイタリアGP優勝が正式に確定した。

■【結果】F1イタリアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

F1タイヤサプライヤーのピレリは、安全を保つために、各チームに対してタイヤの空気圧を19.5PSI(ポンド毎平方インチ)以上としてレースをスタートするようガイドラインを示していた。だが、チェックの結果、メルセデスAMGに関してはハミルトンの左リアタイヤが0.3PSIこれに不足し、チームメートのニコ・ロズベルグの左リアタイヤも1.1PSI不足していたことが明らかとなった。

レース後、この件についてF1競技委員会による審議が行われたが、FIAは処分対象とはしないとの結論に達した。

FIA競技委員会は、声明の中で次のように説明を行っている。

「技術責任者、チーム代表者、ピレリのチーム担当エンジニアに事情聴取を行った結果、問題となったタイヤの空気圧は、クルマにタイヤを装着する際にピレリが推薦した最低値であることが確認できた」

「この空気圧を採用することを決定した背景には、タイヤウォーマーが電源に接続されていないという状況があったことを競技委員会が確認した。これは通常の手順であり、タイヤの温度はグリッド上でFIAが計測する際に、許容されたタイヤウォーマーの温度より明らかに低く、グリッド上で計測されたほかのクルマとは明らかに異なる温度を示していた」

「さらに、競技委員は、タイヤメーカーの監督のもとに、タイヤの安全な運用に向けてチームが現在規定された手順通りに行っていたことを認めるものである。それゆえ、競技委員会は、この件については不問に付すこととした」

「このような次第ではあるが、競技委員会としてはタイヤメーカーとFIAがさらなる会合を持ち、計測手順などに関するより明確な指標を提示することを推奨するものである」

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