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マルキオンネ、レッドブルとのエンジン交渉を示唆

2015年09月06日(日)10:30 am

F1第12戦イタリアGP、改良型エンジンを投入したフェラーリは5日(土)の予選でキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルによる2-3を奪ってみせた。レース視察にモンツァを訪れた同社会長のセルジオ・マルキオンネは、これでティフォッシたちも2016年は大喜びだと語った。

長きに渡ったルカ・ディ・モンテゼモーロ時代を受けてフェラーリのトップに就いたマルキオンネは、今年が自身初のイタリアGP観戦だ。彼はモンツァで次のように話す。「今年はニューマシンが開幕に今いち間に合わなかった」

「そこでわれわれは、次期マシンの開発をかなり早い段階でスタートし、これまでにより多くのリソースを投資した」とイタリア『Sky(スカイ)』に述べたマルキオンネ。

さらに今週末は、レッドブルとの会談も予定されているとのうわさだ。元F1世界チャンピオンチームの彼らに2016年用エンジンを売り込むためである。だがマルキオンネは、次のように話すのみだ。「私は誰とでも話をするよ」

それより大きな話題はモンツァの将来である。バーニー・エクレストンによると、新契約のために決め手となりそうな会談を何度となく行なったが、2016年以降の契約はもはや「結べそうにない」。

そこでフェラーリの役割は?マルキオンネは言う。「(新契約を)約束したいのはやまやまだが、ドイツGPのような例もある」

「モンツァの重要性は疑いようがない」「だからといって、われわれが交渉する訳にいかない。むしろマッテオ・レンツィ首相に、レースを観にきていただきたいね」

レンツィ首相は、まさしく6日(日)の決勝にやってくるとみられるが、モンツァの地元ロンバルディア州のロベルト・マローニ知事はすでにサーキット入りしている。そしてイタリアGPを残す気も満々だ。

マローニ知事はイタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に、次のように語る。「グランプリがモンツァに残る確率は99.9パーセントだ」「残りの0.1パーセントは、幸運のしるしとして取っておく」

「(エクレストンとの)会談は順調に行った。立場は互いに理解しあっている」

グランプリ開催費としてモンツァが支払える額とエクレストンが求める額に今も差があるのは、マローニ知事も承知のうえだ。

だが彼は言う。「われわれは契約を結びたい。(エクレストンから)今年末までに調印を行う確約も得ている。その理由は山ほどある」

「彼(エクレストン)は言ったよ。『分かった。待とうじゃないか。期限までは何の行動も起こさない』とね。今後は、差を埋めるべくわれわれが行動を起こす必要がある」とマローニ知事は述べた。

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