F1統括団体のFIA(国際自動車連盟)は、ピレリのタイヤは構造的に安全だと声明で発表した。
F1第11戦ベルギーGPでは、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にタイヤが破裂する事故が発生。特にベッテルはピレリタイヤの品質を激しく非難していた。
レース後にピレリは詳細な調査を行い、その結果「構造的な問題」はないとイタリアGP(6日決勝)前の3日(木)に声明を出した。
その中でピレリは、ベルギーGPで発生したトラブルは、「特に酷使されるサーキットで、路面の破片とタイヤの長期使用が例外的に組み合わさった結果」と結論付けている。
また、ベルギーGPでは異例なほど多くの傷が見つかったことをピレリは明らかにしている。
「より高い安全性を確保するため、ピレリはFIAとともにサーキットをクリーンにする最適な方法を研究するよう提案する」とピレリの声明にはある。
FIAも声明で、ピレリの調査結果を支持する姿勢を示した。FIAの声明には、次のように書かれている。
「FIAは、徹底した調査に満足し、ベルギーでタイヤに不具合が発生した理由に関するピレリの結論に満足している」
「イタリアGPとシーズン残りのレースに向け、タイヤサプライヤーが推奨する安全対策について、FIAは積極的に検討する」
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