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イタリアGP契約問題、伊首相が口出し

2015年09月03日(木)6:47 am

F1屈指の古典サーキット、モンツァで行うイタリアGPの将来が危ぶまれる中、激しい攻防戦が繰り広げられている。

レースを主催するアウトドローモ・ナツィオナーレとバーニー・エクレストンは、2016年以降のイタリアGP継続について未だ契約に同意していない。そこへ2日(水)、マッテオ・レンツィ伊首相が割って入ったのだ。

「金儲けもけっこうだが、F1はモータースポーツの象徴でもあるのだ」とレンツィ首相は、イタリア国営『RAI』のラジオ番組内で語った。同氏は6日(日)にサーキットを訪問するとみられる。

「この際バーニー・エクレストンにはっきりと言おうではないか、『モンツァのF1グランプリに触れた手を離せ!』と」

だが今のところエクレストンの姿勢は、はっきりしている。F1カレンダーの目玉となるサーキットとはいえども、もはや開催費を肩代わりする日々は過ぎ去ったのだ。

「2016年については、モンツァは安泰だ。しかし、その先は話が別だ」とエクレストンは、イタリア『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に語る。

嘆願書に数千の署名が集まったとのニュースにも、エクレストンは動じない。「署名集めなど簡単だ」

「彼ら(主催者)には契約にサインしてもらわねばならない」とエクレストン。「もしモンツァがその意向であれば喜ばしい。何年ものあいだ、アウトドローモの連中は好き放題をやってきた。そんなビジネスモデルは、もはや通用しない。世界は変わったのだ」

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