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レッドブル、ルノーとの契約打ち切りか

2015年08月23日(日)6:00 am

F1第11戦ベルギーGPの舞台スパ・フランコルシャンに、レッドブル、ルノー、ロータスの将来を巡るうわさが駆け巡っている。

ロータスのガレージは裁判所から派遣された執行人に見張られているというのに、現チームオーナーたちはダンマリの状態だ。そんな同チームをルノーは買うか、買わないのか。彼らは間もなく態度を決める。

ただし、きっぱりとF1から足を洗う可能性もルノーには残されている。

メルセデスAMGのトト・ヴォルフは、ドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』にこう話す。「もしルノーがF1を去るなら、エンジンが無くて困るチームが2つ(レッドブルとトロロッソ)出る」

そんななか、22日(土)にとてつもないうわさが飛び交った。ルノーの動きを先読みしたレッドブルが同社に2016年のエンジン契約解除を通知したというのだ。

伝えられるところによるとレッドブルは先週半ば、パフォーマンス不足を理由に解約を伝えた。

ベルギーにいるヘルムート・マルコ博士は、現時点で何も話さない。

「われわれは2016年末までルノーと契約を結んでいる。それが正式な答えだ」とマルコは、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語った。

「こちらでつかんだ情報では、ルノーはモンツァ(第12戦イタリアGP)で今後の出方を決める。われわれは、それを受けて対応する」

だが、レッドブルが指をくわえて待っているはずはない。もしルノーと契約でもめれば、裁判ざたにもなり得る。

この二者になるべく割って入りたくないのがメルセデスだ。しかし彼らはバーニー・エクレストンからプレッシャーを受けているとみられる。代わりのエンジンをレッドブルに差し出せというのだ。

ヴォルフは話す。「政治の匂いがするね。F1の全体的なバランスが関係するし、わがチームの立ち位置もある。われわれの敵(レッドブル)にエンジンを与えると、そこに潜在的な危険が生じる」

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