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ロータス、裁判でマシン差し押さえの危機…ピックが契約不履行で訴える

2015年08月22日(土)19:20 pm

トラブル続きのロータスに、さらなる暗雲だ。

ことの起こりは21日(金)のF1第11戦ベルギーGP初日。彼らはFIA(国際自動車連盟)が夜間のチーム人員に定める制限を破ってしまう。

規則違反は明らかだが、ロータスはFIAに罰則の適用猶予を求めた。

これに対して競技委員会は、次のような説明を行なった。「外的な要因に対応するため、2台のマシンにカバーが掛けられた後も3人のチームメンバーがガレージ内に留まる必要が生じた」

いったいロータスのガレージで何が?実は、両マシンを差し押さえるべく裁判所から係官がサーキット入りしていたのだ。チームを訴えたのは、ロータスの元控えドライバーでチームに不満を持つシャルル・ピックである。

副代表フェデリコ・ガルタルディによるとピックは、昨年スポンサーシップを持ち込んだにもかかわらず、約束された日数分のF1を運転する機会を与えられなかったと主張しているという。

ピックはフランスのスポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』に次のようにコメントする。「彼ら(ロータス)は契約を尊重しなかった」

「ドライビングの日数だけではない。あえて言及は避けるが、その他いろいろな面でね」

同記事は、すでに裁判所で審理は始まったとしている。そしてもし23日(日)までに双方が和解しなければ、ベルギーGP決勝後、係官が両マシンを差し押さえる事態に発展しそうだ。

このように、ロータスの行き詰まりは末期的だ。ルノーが早急にチーム買収を行う以外に解決策はないとさえ言われる。

興味深いことに、以前は絶対に身売りしないとしていた彼らも、今やその勢いはどこへやらだ。

ロータスの技術責任者ニック・チェスターは21日(金)、次のように語った。「交渉が進行中だと言った覚えはないのだが、あちらこちらで報道されているな」

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