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【マクラーレン・ホンダ】スパではうわさほどのパワー向上はない

2015年08月21日(金)16:11 pm

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、今週末のF1ベルギーGP(23日決勝)で搭載されるホンダのパワーユニットは、うわさされているほどにはパワーが向上されているわけではないと語った。

マクラーレンにパワーユニットを供給しているホンダでは、今週末のスパ・フランコルシャンにパフォーマンスを改善した新エンジンを投入することになっている。

ホンダF1プロジェクト責任者の新井康久は、ホンダはまずフェラーリと戦えるほどになり、その後メルセデスに追いつくことを目指すと発言していた。

うわさによれば、ホンダの新エンジンはこれまでよりも50~100馬力もパワー改善が図られたものになるだろうと言われている。

しかし、アロンソはこれに関して次のように語った。

「これまでに目にしてきた記事に書かれているほどのパワーはないと思うよ。だけど、僕たちは正しい方向へ向かっている。そのことが重要なんだ」

マクラーレン・ホンダでは、ベルギーGPにおいてアロンソとチームメートのジェンソン・バトンそれぞれに2台ずつ新たなエンジンを投入する予定だと言われており、そうなればマクラーレン・ホンダのドライバーたちはグリッド降格ペナルティーにより、最後尾から決勝をスタートすることになる可能性が高い。

だが、アロンソは『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に対し、「僕たちは後方からスタートすることになるけれど、これまでもずっと言ってきたように、今年は僕たちにとってはテストの年なんだ」と主張すると、次のように続けた。

「すべての改良パーツや改善の取り組みは2016年を見据えてのものだ。だから、今週末もいいテストができることを期待しているよ」

アロンソはさらに、ブラジルの『UOL(ウニヴェルソ・オンライン)』にも次のように語っている。

「いくつか、僕たちが犠牲にしなくてはならないレースもある。そして今週末もそういうレースのひとつなんだ。このサーキットでは僕たちはあまり競争力を発揮できないだろうからね。僕たちにとっては最高のレイアウトではない。だから、ペナルティーを受けるには最適な場所だと思う」

「それに、これが今年最後のペナルティーにはならないであろうと考えておく必要もある。僕たちはエンジンやクルマを来年に向けて改善しようとしているところだし、それをきちんと行う必要があるからね」とアロンソは付け加えた。

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